徒然なるaha日記

aha(アハ)という女が綴る日々

私からモテたのに

今回占い一連で得たのが、自分がちっとも爽やかで良い感じの人でもなければ、小悪魔や魔性と真反対の、執着心がとめどなく強くてズルズルどろっどろの頭悪い人間をちゃんと自覚し、そのかっこ悪い性質を否定しない事だろう。私は全く駆け引きが上手じゃない。

今から占いする人にもオススメする。ダメな自分を見つけて、肯定する作業をしないと意味がない。様々な占いのジャンルがあるが一番大事なのがこの「自分の弱さを認めること」なんだな。

昔、ある同性の友人がいた。彼女は可愛くて、よくモテて、一緒にいて楽しかった。モテても男の趣味も違う所も関係を継続できるポイントだった。学校では同性のクラスメイトに嫌われたりしたものだから、男性からチヤホヤされる事で、自分のプライドを回復させていた。何ならファンまでいた。2人で飲みに行って、店員さんが彼女にだけナンパしたりも(泣)。

ただ、彼女はひたすらモテるための努力が半端なかった。彼女は常に男性に好かれて優位に立つ手段を練って外見から内面まで、あらゆる手段と行動をしていた。駆け引きの解説などもよく聞いたものである。話していて、私は彼女ほどネタがないので元彼の話もよく出ていたら「ahaは古い話ばかりね」と言われたが、私は彼女の恋愛の総量に比べて他者から見て有益な情報がないのだ。

しかし社会人になり職場のストレスで彼女は精神的な病気を発症した。今思うと、いつ発症してもおかしくない位の不器用さと不調への鈍感さがあった。仕事を辞めざる得なくなり、復帰も難しかった。そんな時でも彼女に彼氏はいたのがすごい女子力ではあるが。段々と男性から注目されていないと追い込まれるようになり、私は面倒さから、最後に連絡があったときに多少素っ気ない態度で接し、彼女は私との関係を断った。

彼女が私に腹立てた理由は何となくわかるしソコは申し訳ないものの、自分が面倒な気持ちに至る前に私は先に傷ついていた。それは彼女が私より更に仲がよく頼っている友人を重んじる発言が頻発し出して、心底腹立ったのだ。分かっちゃいるけど、聞きたくなかった。

先の占いにあるように自分は男女問わず嫉妬心が半端ないタイプだったのだ。でも、病で傷ついた彼女に広い心でいてやれなかった。数年前に年賀状の数を整理したのも、この基準だったな。先方の優先順位が自分と違いすぎる仲はやめようと。友情の片思いに疲れてしまった。

そう、気質は己の行動の傾向と密接に関わっている。こんな自分を分かってやるか否かが、自尊心を高められるかなんだろう。

彼女は一生懸命メンズにモテる思案を話してくれたが、私からモテていたんだけどな。それじゃダメか。