徒然なるaha日記

aha(アハ)という女が綴る日々

ごめんなさい

2・3時間会話を交わす中、私は全く自分を守る術を持てずにいた。この様子をあの子が見てたら「私が日々伝えていた駆け引きの手立てを忘れたの?」と言われそうな位に、幼稚園並の防御力だった。何にも隠せなかった。私からモテたのに - 徒然なるaha日記

稲妻の人(名前…)と同じく昔上京した元彼と会いたくないのは自分が老けたからと言ったが、どちらかと言うと自分が夢を叶えて充実していたら、自分が老けようと太ろうと構わないタイプの人間だった。加齢やダイエットが気になるのは、今現在何も成さずに老ける内面の弱い自分が嫌だからだ。

そんな自信喪失した自分に、自分の力で叶えてて、それ以上更に挑戦していて、それがストライクな人だったから、トリプルパンチを喰らった。

負けて捕虜から生き延びた兵士みたいに、化膿した傷口のような漠然とした夢とも希望とも言ないモノを私は何年と直視出来ずにいた。そして、難関をクリアする人達を惚れているとは別の部分で羨ましく思っていた。でも、当時から世間の荒波にドップリ飲まれた価値観で、弱くて賢いわけでもない私が挑むには無理なものばかり。もっと心を整え、さらに手と足を動かし、頭をフル回転しなくてはいけなかった。

「夢」

様々な気持ちを脇に置いてみたら、この段階で、あの短い時間を回顧した中で、この単語が出ると思わなかった。不景気の中で私らしいに縛られた20代でもなく、他人軸で生きざる得なかった30代でもない。今しておかないと取り返しがつかない40代だ。

その人に拒否られたからこそココに書いている。私は器用に不倫ができないのがわかったし、過ごしているこの家で心身が辛くなって数年経ち、もうとっくに結果が出ているのを、自分の弱さでこの状況にいるだけだ。もう夫へも感謝を感じる日々になっている。娘の育児も夫の方が上手なのもわかっている。一人になるのが怖かっただけなんだろう。その人への感情は、多くの要素を含んだ重たいモノだった。

急がず、でも着実に自分で立ちます。

その人へ。旅立つあなたへ負担をかけて、ごめんなさい。