徒然なるaha日記

aha(アハ)という女が綴る日々

過去がスルメ

ブログ見返していると、とっくに歴史になっている事柄を昨日今日かのように書く懐古主義者たるや。自分でも情けなくなるね。昔、己のファンを増やしたいと言う超未来志向でアイドル体質の旧友からも指摘されたのを思い出す。ネットにて、過去の話ばかりするのは現在に不満があるからと解説しているが、まさにその通り。

自分の過去の扱いはまるでスルメ。かの如く何度も何度も噛んで噛んで、飽きやしないかね?こんな私も数年前まではわずかな未来を見ていた。娘が何歳の頃にはこうしてて、娘が小学生になったらこうしてて・・・のように。でもつい今ほど気がついたが、そこに夫の姿は想像していなかったんだな。多分、変わらないであろうと。変えないであろうと。

さらに言うと視点が動かなくなったのは結婚直前だろう。私は感情の共有を求めることを一旦やめた。他者の力で環境を変えてみたくなったのもあろう。しかし夫の希望で実家からそう遠くない場所になったので、母の八つ当たりはあまり変わらなかったし、仕事もしょうもない職歴と田舎のためにあまりなかった。心が通じているわけでもないから返ってメンタルをこじらせた。自分の好き嫌いの基準もポジションもそこからになってしまった。何かあったらそこに戻る。そして熟考したら別れたくなる。そこから前にも後ろにも動けなくなってしまった。

子供も生まれ、母子の状態は社会的に圧倒的な弱者であるのを身につまされ、身体を蝕み、とうとう何をみても心が動かなくなってきた。夫は自分の作り上げた小さな箱庭を覗いては小さな喜びを噛み締める。横にいる者の変化に気づきはしない。血の繋がった者達へは惜しみない愛情を注ぐが、他者へは微笑みで冷酷を返す。こちらが声を上げても、彼の声に届きはしない。最初から私という輪郭を把握しようとさえしてないから。そんな彼は最近ガタがきた車の買い替えで熱を上げている。私の実家に労いの数万すら渡すのを嫌がったのに、財形を崩してまで買いたいと営業マンに尻振ってる。

私はスルメのイカソーメンが好きなんだ。噛み締める時間がもったいない。パクパク食べてしまうのが性に合ってる。飲み込んで胃に溶かしてしまえ。新しい未来を一刻も早く作りたい。しょうもない過去なんて捨ててしまおう。本当に断捨離すべきはここなんだ。まだシンプリストの入り口にすら立ってない。自分の足枷を外す方法をまだ探さなくちゃ。

まずは、1時間でも早く体を立て直そう。今度友達と会う約束をしている。本当に、本当に心から彼女と会いたいんだ。