徒然なるaha日記

aha(アハ)という女が綴る日々

「イエスタデイ」 〜徒然なる映画感想11月no.2

取り敢えず、沢山の映画に触れる余裕はないため、レビューの良い作品を試す。

ここで、自分のビートルズ関連の遍歴。ビートルズを熱狂的に好きというわけではなくても、たまに聴く機会はあった。母は団塊世代で洋楽好きでありながらビートルズはヒットしすぎて敬遠していらしく、そんなに家庭で流れることはなかったが、子供番組のポンキッキで短いアングルに触れていたのを始め、"Let it be"は耳に残る幼少期。"imagine"を中一の先生が英語の授業中に流してて心に残り、大人になったらジョンのベスト盤をちょいちょい聴き、準じてビートルズのベスト盤を聴く。

しかし、70を過ぎたポール・マッカートニーの来日公演ではヤラレタ。すっごくチャーミングでパワフルなステージに、感激したのを覚えている。戦後一番の伝説を聴きに行った実感はあったなぁ。

あ、そうそう。映画だが、私は肌の色が違うカップルがサブキャラではなく主役として成立する話が新鮮だった。内容は割とご都合主義な話でもある。ビートルズの曲を借りているけど、ファンタジー寄りよりもヒューマンドラマだった。でも素晴らしい音楽の力を借りながら、グロいパラレルワールドに触れたい気はしなかったし、気持ちの良い作品だった。

以下はネタバレにも繋がるのでご注意を。

yesterdaymovie.jp

 

ジョンのベスト盤を手にしたあと、亡くなる直前のラストインタビューを図書館で借りたのを思い出す。ヨーコに関する本も少し読んだし、母の芸能ネタ的当時の評判なども知る(かなりバイヤス掛かっているけど)色々ありながらも未来の希望に満ちたジョンに訪れる現実での悲劇を考えると、映画は主人公が持つ良心の結末と同じくらい嬉しい作りごとだった。どんなにその家族や友人やファンが望んだことだろう。映画ではなく現実にポールのエネルギッシュなステージを観て友人と「生きていてくれて良かったね」と心から思ったものだから。

ちなみに昔、KDDのCMでキュートなショーン(ジョンの息子)を観て、一目惚れだったのがジョンに興味を持つキッカケ(ウフフ)。今の彼は違うけど。