安室奈美恵と宇多田ヒカル
ミーハーなんで、すっかり安室奈美恵の引退セレモニーモードに乗っかった。本当に秘すれば花、カッコいい幕引きである。本当に平成が終わったんだ。
それとは別に愕然としたのが、久しぶりにPVではなくテレビ放映で見た宇多田ヒカル。
新曲「誓い」は不規則なリズムに彼女の悲しい泣きの声がよく調和している。体も絞り体調は以前の病気復帰後なんかよりとても健康そうだ。
そういや遺伝性の目の疾患がある血筋の為にその体質を受け継がないで良いように、母親の藤圭子は彼女に「光」と命名した。
しかし、瞳の闇が半端ない。母の死も関係しているんだろう。ますます音が洗練されているんだが同時にヤバくないか?。そんなに母・藤圭子が大好きだったんだ。まだ全然癒えてない、乗り越えてすらいない。死と寄り添っている、幼ない我が子がいながらにして。
藤圭子の前夫、前川清がインタビューで、今だに藤圭子が好きらしい。そんなに愛された藤圭子自身は、石坂まさをという作詞作曲家の命日に自らの命を絶っている。
生きろよ、宇多田ヒカル。死んで伝説になるよりも、生きてその才能を様々な年齢という過程で表現して欲しい。今は闇しかなくても、貴方を愛する息子に自分と同じ想いをさせてはいけない。
深い深い闇がみえる宇多田ヒカルの歌う姿と、引退で最後に最高の光を放った安室奈美恵。どちらも男の子の母で、自身の母を亡くしている。現時点では非常に対照的にみえた。
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